寝つきが悪い人、やる気が起きない人のための、呼吸の秘密(2/3)
自律神経が切り替わる、とはどういうことか。
先ほどの、『野犬』の例を見てみましょう。
もし、この時に『計画&休止反応』が出てしまうと?
「これは、本当に野犬かな?
もしかしたら、どこかに飼い主がいるかもしれない。
そしたら、狂犬病の予防接種だって、受けているはずだ。
第一、襲ってくるとも限らないし。
動物は、『目』を見ちゃダメだったんだっけ?
喧嘩の合図だったよな。」
こんなこと考えている間に、
襲われちゃいます(笑)
逆に、ダイエット中、
このお菓子を食べるかどうかで迷っている時、
こんな時は、計画&休止反応だといいですね♪
「これを食べると、太っちゃうよな~。
というより、1回許すと、
多分自分はダイエット諦めちゃう。
もうすぐご飯だし、
我慢しようかな。
間食減らして、ちゃんとご飯は食べる。
うん♪健康的だ♪」
こんな思考☆
この時、交感神経優位だと、
「いいや~、食べちゃえ!」
こうなっちゃいます(笑)
そして、現代社会では、
この自律神経が乱れてしまう人が多いんです。
過度のストレスや、
長時間労働、
パソコン、スマホの普及などにより、
『交感神経優位』の状態のまま、
副交感神経に切り替わりにくくなっちゃっているんです。
交感神経優位状態が続く人、
今、すごく多いんです!
当然、交感神経優位というのは、
『戦う(逃げる)』ため。
『活動』、です。
当然、
眠れません。
眠れないと、ますます焦り、
ストレスがたまる、という悪循環。
この乱れてしまった自律神経を、
整える方法はないのでしょうか?
実は、自律神経、自分で切り替えることは出来ません。
『え?じゃあ、どうしようもないじゃん!』
ただし、自分で切り替えることはできませんが、
間接的にコントロールすることは出来るんです!
どうやって?
この交感神経と副交感神経。
1つ特徴があるんです。
闘争&逃走反応(交感神経優位)の時、
呼吸は『早く』なります。
休止&計画反応(副交感神経優位)の時、
呼吸は『緩やかに』なります。
ということは、逆に言えば、
副交感神経優位にしたい時は、
『ゆったりした呼吸』
を、心がけたらいいんです!
できればその時、
『腹式呼吸』!
そんな『ゆったりした呼吸』、
『腹式呼吸』のやり方をみていきましょう!